横浜内科おなかクリニック

NEWSお知らせ

2018.9.30 ピロリ菌について ~どうやって除菌するの?~

 

 

1次除菌

制酸剤1種類と抗生剤2種類(アモキシシリンとクラリスロマイシン)の計3種類のくすりを朝と夕の1日2回1週間続けて内服します。80-90%の患者さんは除菌できますが、除菌できなかった場合には2次除菌をおこないます。

2次除菌

2次除菌では抗生剤のクラリスロマイシンをメトロニダゾールに変更しておこないます。これで90%の患者さんは除菌できます。

除菌の判定はいずれも除菌治療薬内服後、4週以降におこないます。

除菌判定は信頼性が高い尿素呼気試験をおこなうことが多いです。

 

Q. 2次除菌が失敗したら? 3次除菌は?

3次除菌は保険診療では認められていません。3次除菌をご希望の場合には自費診療となります。

現時点では比較的効果の高いといわれている抗生剤(シタフロキサシン)を使用して除菌をおこないます。報告にもよりますが、70-80%の除菌率となります。

H.pylori(ピロリ菌)感染症認定医(当クリニック)に相談におこしください。

→除菌の副作用について