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2024.1.27 B型肝炎ワクチン(任意接種)について
B型肝炎ワクチン(任意接種)について
B型肝炎とは?
B型肝炎は、B型肝炎ウイルス(HBV)によって引き起こされる感染症で、肝炎、肝硬変、肝がんの原因となることがあります。感染は主に血液や体液を介して起こり、一度感染すると慢性的な肝炎に進行する可能性があります。特に成人では、予防が重要です。
B型肝炎ワクチンの任意接種
B型肝炎ワクチンの任意接種は、感染リスクが高い方や感染を防ぎたい方に推奨されます。以下の方が主な接種対象となります:
推奨対象者
– **医療従事者や介護従事者**:感染リスクが高い職業の方。
– **透析患者や免疫抑制療法を受けている方**:免疫力が低下している方は感染リスクが高いため。
– **性行為感染症のリスクがある方**:複数のパートナーがいる場合など。
– **家族内感染リスクがある方**:B型肝炎ウイルスキャリアが家族にいる場合。
– **海外渡航者**:感染リスクが高い地域への渡航予定がある方。
接種スケジュール(任意接種の場合)*
任意接種のスケジュールは以下の通りです:
1回目:初回接種。
2回目:初回接種から4週間後。
3回目:初回接種から20~24週間後。
このスケジュールで接種することで、抗体を獲得し、長期的に感染を予防することが期待されます。
ワクチン接種後の効果と安全性
B型肝炎ワクチンは、接種後に95%以上の抗体獲得率を示し、高い予防効果があります。また、安全性も非常に高く、重篤な副反応はまれです。
一般的な副反応
– 接種部位の腫れや痛み
– 一時的な発熱や倦怠感
副反応が気になる方や、持病がある場合は事前に医師へご相談ください。
B型肝炎ワクチンの費用について
任意接種は保険適用外のため、自己負担(当院では税抜8000円)となります。
B型肝炎ワクチンの重要性
B型肝炎は一度感染すると治療が難しい場合もあり、慢性肝疾患への進行リスクがあります。ワクチン接種による予防は、ご自身だけでなく周囲の方々を守るためにも重要です。