横浜内科おなかクリニック

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2018.8.13 痛風発作 ~治療~

痛風発作は、尿酸塩結晶が誘発する急性関節炎です。

治療としては、コルヒチン、NSAIDs(鎮痛剤)、副腎皮質ステロイドを使用します。

 

前兆期コルヒチン内服

極期NSAIDsを短期間内服します。NSAIDsは胃粘膜障害、腎障害に注意する必要があります。NSAIDsが使用できない場合や無効である場合副腎皮質ステロイドを考慮します。

 

発作中は、できるだけ安静にして疼痛部位を冷却します。

 

尿酸を下げる薬を内服している場合、尿酸の変動により発作が増悪することがありますが、

原則、薬は中止しないようにします。

 

いずれにしても痛風発作を起こした場合には、血清尿酸値を6.0mg/dl以下に維持することで痛風結節の縮小、消失が認められ、再発を防止できると報告されています。

 

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