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2024.1.23 便潜血について
便潜血検査について
便潜血検査とは?
便潜血検査は、便中の血液を調べるシンプルで非侵襲的な検査です。専用の器具を使用して便の表面を擦りとり、便中に含まれるヒトヘモグロビンを測定します。この検査は、食事制限や薬剤制限が不要で、患者様の負担が少ないことが特徴です。また、便潜血検査は、大腸がんの早期発見を目的とした大腸がん検診として、国際的に広く用いられている標準的なスクリーニング方法です。
便潜血検査の精度
便潜血検査は、特に免疫法(FIT)が採用されており、その精度は年々向上しています。最新の研究では、便潜血検査(FIT)の大腸がん検出における精度は次の通りです:
– 感度(真の陽性を検出する能力):約84%
– 特異度(真の陰性を正しく識別する能力):約92%
これらの数値は、便潜血検査が大腸がんの早期発見に非常に有用であることを示しています。
便潜血検査の流れ
- 専用の採便器具で検体を採取
– 便の表面を軽く擦り取るだけで、簡単に採取が完了します。
- 検査結果の確認
– 検体を専門機関で分析し、陽性または陰性の結果が判明します。
- 陽性の場合の対応
– 便潜血検査で陽性が判明した場合、精密検査として大腸内視鏡検査が必要です。当院では、最新の内視鏡設備を使用し、専門医が丁寧に検査を行います。
便潜血検査が重要な理由
便潜血検査は、大腸がんの早期発見・早期治療において重要な役割を果たします。大腸がんは早期発見で治療が可能な疾患ですが、初期には自覚症状がないことが多いため、定期的なスクリーニングが推奨されています。
当院の取り組み
当院では、便潜血検査の実施から精密検査まで一貫したサポートを提供しています。特に大腸内視鏡検査では、患者様に配慮した環境で行います。また、便潜血検査で陽性が出た場合には、迅速に次の検査へ進める体制を整えています。
「健康診断で便潜血陽性と言われた」「定期的に大腸がん検診を受けたい」という方は、ぜひ当院にご相談ください。専門の消化器内科医が、丁寧に診察いたします。
便潜血検査や大腸がん検診についてのご相談は、お気軽にお問い合わせください。