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2024.1.23 便潜血について
便潜血について
死亡率減少効果があることが示されている検査です。
40−80歳で有用性が示されており、また、大腸がん死亡率および罹患率が40歳代から上昇することから、大腸がん検診は40歳から開始することが望ましいと考えられています。
便潜血検査は、検査自体に偶発症(副作用や事故)がありません。また、免疫法では、検査前の食事制限や内服薬の制限も不要です。
便潜血陽性であった場合は、精密検査が必要です。精密検査の方法として最も精度が高いのは全大腸内視鏡検査で、厚労省はこの方法を推奨しています。
便潜血検査が陰性であったからと言って大腸にポリープやがんが全く無いとは言い切ることは出来ません。たとえ進行大腸がんがあっても便潜血検査が陰性になることもありえます(偽陰性)。また、便潜血検査陽性の結果が出ても必ずしも大腸にポリープやがんが存在するとは限りません(偽陽性)。
ただし、少なくとも便潜血検査陽性の方は、必ず大腸内視鏡検査を受けるようにして下さい。
ちなみに大腸がんに対する感度は53−100%、特異度は87−95%とされています。