よくある質問と回答
Q & A
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対策型胃がん検診では、50歳以上の人を対象としていますが、何らかの自覚症状がある場合やご家族にがんの方がいる場合などには、年齢に関わらず内視鏡検査を受けるようにしましょう。まれですが、20代や30代でもがんが発見されることもあります。
大腸がんの危険因子として、年齢(50歳以上)、大腸がんの家族歴、肥満、過量のアルコール摂取、喫煙などがあり、40歳以上の方は、大腸がん検診の対象となります。
便潜血検査が陽性の場合には必ず大腸内視鏡検査を受けましょう。何らかの自覚症状がある場合やご家族にがんの方がいる場合などには、年齢に関わらず内視鏡検査を受けるようにしましょう。まれですが、20代や30代でもがんが発見されることもあります。
上部内視鏡検査では、検査前日の20時以降は食事を摂らないようにしてください。水分は、水やスポーツ飲料など色のついていないものならば問題ありません。
常用薬の内服に関してはあらかじめ主治医の先生とご相談ください。
一般的にはいつも朝内服している血圧の薬は内服するようにしてください。
大腸内視鏡検査では、検査前日の夜に下剤を内服します。検査当日は、検査4時間前から腸洗浄液を内服します。検査前日は食物繊維の少ない食事か検査食を召し上がってください。
便通が悪いかたには、あらかじめ便通コントロールのため下剤を少し多めに処方することもあります。
検査自体は上部内視鏡検査は平均して5−10分程度、大腸内視鏡検査は平均して20分前後ですが、処置などをおこなうともう少し時間がかかります。
上部内視鏡検査前の準備や検査後の安静時間を加えると全体としては1−2時間程度かかるため、時間に余裕をもって検査を受けましょう。
痛みの感じ方は個人差が大きいため、一概にはいえませんが、当院ではほとんどのかたは苦痛少なくおこなっています。
上部内視鏡検査ではのどの異物感や空気で胃を膨らませて観察することにより膨満感を感じることがあります。また、咽頭反射が強く出やすい方もいます。
大腸内視鏡検査では、内視鏡が腸の曲がり角を通過するときに痛みを感じることがあります。腸の長さや走行によって痛みの感じ方は異なります。
鎮静剤を使用することで、上記の苦痛を少なくおこなうことが可能ですが、鎮静剤の使用により呼吸抑制などの副作用もあります。
検査後にのどの違和感や、腹部の張りが残ることがありますが、一過性ですぐ軽快することがほとんどです。
鎮静剤を使用することによって、少し意識がぼんやりした状態となり、不安や不快感を取り除き苦痛の少ない検査を受けることが可能です。呼びかけに対して反応できる程度の意識レベルが妥当とされています。それ以上の深い鎮静にすると、呼吸が抑制されて偶発症のリスクが高くなります。
苦痛の少ない検査をうけることで、内視鏡検査に対する満足度、次回以降の検査の希望率の高くなることが期待できます。
鎮静剤の効きやすさや体調によっては完全に意識がなくなる方もいますが、必ずしも意識がなくなるわけではありません。
経鼻内視鏡の直径は経口内視鏡の約半分の細さです。細いことに加え、スコープの挿入時に舌根部に触れないため、より反射や苦痛が少ないことが一番のメリットです。
以前は経口内視鏡と比較して、画質が劣るなどのデメリットもありましたが、近年改良がすすんで差がほとんどなくなってきています。
当院では、鎮静を希望されるかたがほとんどですが、そういった方は経口内視鏡をおすすめすることが多いです。検査への不安が非常に強い方、前回反射が非常に強かった方、鎮静を希望されない方などは経鼻内視鏡をおすすめすることもあります。
なかが張りやすくなっています。消化の良いものを召し上がるようにしてください。
生検(組織の一部をとって調べること)などの処置をおこなった場合には、出血などのリスクがあるため、当日の飲酒は控えるようにしましょう。
大腸内視鏡検査では観察のみで終了した場合には普段通りでかまいません。上部内視鏡検査と同様に観察で空気がたまっているため、おなかが張りやすくなっています。消化のよいものを召し上がるようにしてください。ポリープ切除などの処置をおこなった場合には、2週間ほど出血のリスクがあるため、飲酒、旅行、運動などは控えるようにしてください。
いずれの検査も鎮静剤を使用した場合には、事故防止のため、検査当日の運転(車、バイク、自転車)は控えるようにしてください。
何らかの病気が疑われる場合には、保険で内視鏡検査を受けることが可能です。
検診で受けたい場合には自費診療となります。
観察のみか、処置や鎮静剤の使用の有無によってかかる費用は異なります。
別表を参照ください。
妊娠中の内視鏡検査は、母子への負担となるため、個々の状況に応じ慎重に判断する必要があります。かかりつけの産婦人科の医師および主治医とよく相談して決めます。
産後に関しては、母体の回復などを考慮して産後6ヶ月以降の検査をお勧めしています。
また、授乳中の方は、鎮静剤や薬の母乳への影響を考えて、検査当日の授乳は避けていただくようお願いしています。
内視鏡の洗浄・消毒に関するガイドラインが推奨する方法に沿った洗浄・消毒をおこなっています。内視鏡スコープは1検査ごとに毎回洗浄・消毒をおこないます。また、処置具に関しては使い捨てのものを使用したり、再利用する場合には滅菌するなどの感染対策をおこなっています。