横浜内科おなかクリニックの腹部エコー

ultrasonography腹部エコー

腹部超音波検査
(腹部エコー)
Ultrasonography

腹部表面に超音波を発信する装置をあてます。
内臓からの反射波をその装置が受け取り、電気信号にかえてモニターに写します。

腹部超音波検査では、肝臓、胆管・胆嚢、膵臓、脾臓、腎臓など臓器を対象として検査を行っています。(膀胱、前立腺、婦人科疾患に関しては、条件の良い場合は観察ができますが、正確な診断は泌尿器科や婦人科専門医との連携をとる必要がある場合があります。)

脂肪肝、慢性肝疾患、肝細胞がん等の肝腫瘍、胆嚢ポリープ、胆嚢結石、総胆管結石、胆嚢腫瘍、胆管がん、膵がん等の膵腫瘍、脾腫、脾腫瘍、腎結石、腎腫瘍、水腎症、副腎腫瘍、腹水などの診断に有用です。
腹部超音波検査は、消化管ガスの存在等の検査条件により正確な診断ができない(特に膵臓)場合もありますので、必要に応じてCT・MRIなどの検査をしたほうがよいと判断される場合には、精密検査が可能な病院との連携をとり紹介させていただきます。

腹部エコーの検査方法

基本的に仰向けで検査を行いますが、検査部位により横向きや座った姿勢でも行います。
腹部にゼリーを塗り、プローブ(探触子)を当てることにより腹部の内臓の断面像を描出します。
検査時間は15分ほどで、被爆や痛みなど体に対する負担・侵襲は全くありません。

消化管内に食事や空気が入っていると明瞭な画像が得られなくなるため、検査前の食事や内視鏡検査は中止にします。

検査でわかること

腹部臓器(肝臓、腎臓、胆嚢、膵臓、脾臓など)や腹部大血管、泌尿器(膀胱、前立腺など)、婦人科領域(子宮、卵巣など)、リンパ節などに異常病変がないかをみることができます。

検査時間

全体の検査時間は約20~30分です。

検査を受けられる患者さまへ

検査の約6時間前からは食事、飲水を控えてください。(消化管ガスの発生を防止・胆嚢は食事により収縮して十分な観察ができなくなります)また、膀胱や前立腺、子宮などの下腹部観察には尿がたまっている状態が最適ですので検査前は排尿を控えて下さい。また検査中は観察しやすくするために、時々お腹を少しプローブで押さえることがありますが、押さえて痛みがある場合はすぐに申し出て下さい。